女子大生というペールに守られて
女子大生が今日付けで終わる。
女子大生ってなんか無敵だった。なんでかって、理由はそれはもう、ただ、「女子大生」だからだ。なんでも許される気がした。女子大生なんでって言うと、周りの大人も大目に見てくれる気がした。ただただずっと甘えていた。
居酒屋で隣になった人には、若いねえ〜いいねえ〜と何故か褒められたり・・・
バイト先の人には、学生はいいなあ〜と何故か羨ましがられたり・・・
インターン先でも、女子大生っていいじゃん!モテるじゃん!と持ち上げられたり・・・
自分たちも過去には同じ年代の時があったくせに、ただ若いという理由だけで羨ましがられたからちょっと調子に乗っていた。あ、私ってなんとなくすごいんだ!
まあ、それは若さが有限であるからなのだけど・・・。
そんな私に何が残っているのだろう。
ちょっとずつ大人になっていくのだけれど、それと同時に
ああ、22年間も生きてしまったな。感が半端では無い。というか、22歳は立派な大人なのだけれど。
どっと胃の中が重くなる。これは多分お昼に食べたカレー&ナン食べ放題のおいしいインド料理屋のせいなのだけれど・・・。
一応明日から、社会人だ。
夢のある社会人になりたかった?
なればいいだけの話なのだけれど。そうそう簡単に夢が見つかるわけでも無い。
大企業に就職できなかったから終わりた。なんて思いながら生きていくのなんて嫌だな。
女子大生というペールを脱いだのだから、これからは本気で生きていかないと、甘える口実を見つけては逃げるという生活からの脱却は不可欠だ。